カッコいい男の最新トレンド

コロナウイルスは一層勢いを増し、終結どころか増悪の一途である。当分、このストレスフルな状況は続く。精神科外来は満員御礼状態である。

集会やイベントはもとより外食もダメ。飲酒を伴う外食など言語道断だ。コロナ前までは何の疑いもなく享受できていたことが、ことごとくできなくなっている今のような状況になると、俄然評価が上がるのはメンタル強靭な男である。

もちろん私がプロデュースする「東京の娼年」レギュラー陣は全員メンタル強靭である。そういう視点で作成された面接試験を突破した面々だからだ。メンタルの強さだけを評価し金額にしても１時間２０万円以上の価値を叩き出す面々である。

今のようなヒトの健康や生死を左右するような事態が長く続けば続くほど、健康健全というものに対する人の関心が高まり、例えば、人間関係を整理する際の基準のトップに「健康健全な考え方や行動様式」を挙げる人がどんどん増えることは間違いない。金持ちか健康かどっちを選ぶ？という問いに、健康を選ぶ人が圧倒的に増えるだろう。そしてそもそも金持ちこそ健康を選ぶのは当然のトレンドである。

ラグビーが一気にスポーツのトレンドとなったのもこういった歴史的潮流や時代の変わり目というのがあるのかも知れない。稲垣選手みたいな雰囲気の男が持てまくっているのは偶然でも何でもない。トレンドなのだ。彼だけじゃなく、高校大学ラグビー部全部の中で稲垣選手のような男がモテ期に突入している。株価が急騰していると表現した方がわかりやすいかも知れない。

コロナを境に、優しさや繊細さを求める社会状況じゃなくなったからである。いくら優しくても死んだり病気になるんじゃ、しょうがないのである。そんな男より、「骨太で筋肉量の多い、ちょっと強引で大胆で、細かい事をいちいち気にしないおおらかな男」に人気が集まるのは心理的に当然だろう。